遺産が株式だった場合の相続税の評価

2022年11月1日

親が亡くなって東京で信頼できる遺品整理業者と整理をしたあと遺産を相続した場合は相続税を納付します。遺産が預金や小切手であれば相続税を計算しやすいのですが、株式であった場合はどのように計算すれば良いのか迷います。

●株式の評価額
上場企業の株式の場合は、証券取引所の最終価格(終値)が評価対象になります。以下の4つの価額の中で一番低い額が相続税の評価額になります。
①課税日(被相続人の死亡日)の終値
②課税月の毎日の終値の平均額
③課税月の前月の毎日の終値の平均額
④課税月の前々月の毎日の終値の平均額

例えば、被相続人が7月10日に亡くなり、遺産である株式の1株当りの価格が以下だったとします。
①7月10日の終値:1,580円
②7月の終値の平均額:1,350円
③6月の終値の平均額:1,720円
④5月の終値の平均額:1,640円
このケースでは、7月の終値平均額の1,350円が評価額になります。

●終値が無い場合
仮に、被相続人が5月2日に亡くなりますが、証券取引所が5月1日から5月6日まで休業中のため、終値が無かったとします。この場合は死亡日に一番近い4月30日の終値が課税日の終値と見做されます。

●終値の確認
終値が知りたい場合は証券会社に問い合わせると、4パターンの終値の記載された「残高証明書」を発行してもらえます。また、証券会社の公式サイトでもデータが提供されています。

未分類

Posted by souzoku20